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Posted by おてもやん at

小さな木の器

2009年10月02日

小さな木の器
出産祝いに孫にと小さな器はリクエストの多いアイテムです

右は大人の普通の椀(径12㎝)です
大きさを比較していただくと
大きさがある程度
お分かり頂けると思います





使用材は山桜
淡いピンクの香り良い木です

←はまだ未完成の品です
塗装が残っています

箸は無塗装でも大丈夫なのですが
器となるとやはりウレタンか漆を
塗る必要があります



明日はこの器とセットになる
スプーンを作ります
  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 22:50Comments(6)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

木のボタン&バッグ

2009年09月30日

木のボタン&バッグ
木のボタンをご注文下さった方の作品画像が届きました

作者は福岡県前原市で
「洗面ボール」を製作されている
「Q-CERAMICS(キューセラ)」の奥さま


色々な木で
色々な形のボタンをという
リクエストでした






ボタンの角でバッグを傷めない様に工夫するようにとも仰せでした










バッグの素材は革を主に使用されるとのことでした

自由に楽しく作らせて貰いましたが
こうしてボタンを使った作品を
見せていただくと次のボタンのイメ
ージが勝手に涌いてきます















木のボタンはボタンだけでは単なる木片だなって思います

このように起用して貰って
はじめてボタンがボタンとしての
役割を果たせます

こんなモノの作り方もコラボと
呼べるのでしょうか
だとしたらもっともっと
コラボを楽しみたいものです





  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:12Comments(5)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-塗装

2009年09月29日

鉄木の削り箸-塗装
←鉄木(てつぼく)の板です
一枚の板を三等分にして塗分けした
塗装のサンプルです

上の部分は「漆(うるし)」を塗った部分
漆は最高の塗料とされています
漆の木は秋になると紅葉が綺麗ですが「かぶれる」という
劇薬の面もあります
国産の漆は3%位で他は輸入モノと言われています
高価な塗料です

中の部分は何も塗らない無塗装の部分

下の部分はウレタンを塗った部分
ウレタンにも種類が多くこれは厚生労働省の認可の食器
用ウレタンを塗った部分ですが塗り上がったモノをみて
食器用かどうか見分けるのは不可能です
ただ日本の木工用のウレタンは厚生労働省の認可され
てなくても安全性は食器用と変わらないとメーカーさ
んは言います 
認可を受けた塗料は割高になっています


箸を色分けして更に塗装の違いを比較していただくサンプルです

上2膳は漆仕上げです
色艶があり高級感と防水効果があ
りますが漆が高価なためと作業性
が悪く価格に影響します

中2膳は無塗装のモノです
使っているうちに濃い珈琲色に
漆・ウレタンのモノより早く変わります

下2膳はウレタン塗装のモノです
ウレタンを布に付けて拭きあげる
程度の塗装ですが無塗装のモノ
より防水効果があります






この3種類の優劣は付けがたいものが
あります
それぞれの特性を認識して対処して
いくことにつきます
何れせよ木製ですので食器洗い機や
乾燥機は避けて頂きたいものです
  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:40Comments(6)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

つかうクラフト・暮らすクラフト展・出展

2009年09月27日

つかうクラフト・暮らすクラフト展・出展
すこ~し先の事です
期日・11月11日→12月14日
一月半くらい先の事ではありますが
準備をしなければならない者に
とっては時間的に余裕があるとは
いえません

木のカトラリー
インテリア小物
アクセサリー
などを出品予定しています

場所は福岡県糸島郡志摩町にある
工房&ギャラリー研窯さん

何人かの作家さんとの
合同イベントになります

DMが出来ましたら
またご案内したいと
思います





明日から本格的に準備に入る予定でいます




  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:26Comments(2)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

山椒の木のスリコギ

2009年09月26日

山椒の木のスリコギ
このスリコギも 
また記念の品です

ご実家の庭にあった
やはり思い出の木

ご実家の解体に伴い
伐採された山椒の木で
スリコギを・・・と
依頼されました


きっと毎年実を付け
日々の生活の中で
役にたっていたのでしょうね

葉には極上の香り
実にはピリッとした辛味
木の芽と言えば山椒の若葉

葉も花も実も樹皮も香辛料
特にうなぎには欠かせません


こうして伐採されたとしても
「スリコギ」となって
また暮らしの中で活躍します

山椒の木は寿命が30年くらいなの
である程度大きくなったら切り戻
した方が山椒のためになる・・・
スリコギに適する大きさになった
山椒は切った方が山椒の保護にな
るらしいのです


でもこの山椒の木は「スリコギ」になる為に伐採された訳ではありません

山椒の木には解毒作用する
薬効成分があり「スリコギ」になって
すり鉢ですりおろす際に山椒の木も
微量に削られ食べ物に混ざります
それが体に良いのだそうです

なので「スリコギ」には「山椒の木」が
昔から使われているのだそうです




何れにせよ伐採された後も家主の子孫に支える健気な木に思えてなりません
  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:30Comments(5)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

松の角盆と楓の茶托

2009年09月25日

松の角盆と楓の茶托
マツの板材をくりぬいた四角のお盆とカエデの板材で作った茶托です

角盆が8枚
茶托が9枚出来ました

このお話もずーっとずーっと
さかのぼります




約1年前のブログで松材のことを投稿しました

そのときの松材で
作らせて貰った「角盆」です

ヤニが出てくる場合もありますが
その時はアルコールで吹き上げると
表面のヤニは取れて更に艶が出て
きます


茶托は
約70年間カウンターとして
働いてきた「カエデ」の板で
作らせて貰いました








解体されたご実家の家に使ってあった板でした
記念になるようにと依頼されておりました







  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 22:06Comments(3)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

ご紹介しま~す・2人のブロガーさんとウェブショップ

2009年09月24日

ご紹介しま~す・2人のブロガーさんとウェブショップ
お話は少しさかのぼります

この私のブログのアクセスカウンタ
が3020になったことがありました
去る9/12のことです

その理由が分かったのが3日ほど
経って「アイボリー」さんからの
メールでした

「お箸の注文が殺到しています
在庫がありません」・・・と
そしてURLが添えてありました


躊躇うことなくURLをクリックすると
現れたのがこの画面

The weekend near the sky
「空に近い週末」
というお洒落なタイトルのブログ

そこには「削り箸」のことが
作り手の私が「この箸、欲しい!」と
思ってしまうくらいステキな写真を
添えて綴られていました

以来毎日ブログへお邪魔してます


そんななか気になるブログを発見
辿りついたブログは
「大切にしていること」という
ハイセンスなブログでした

そこにも「削り箸」のことが
キレイな写真とともに
その経緯が綴られていました

思わずお礼のコメントをと
試みましたが残念ながら
コメント出来ませんでした




アイボリーさんから始まったエピソードです
私にとって嬉しい出来事でしたので
是非私のブログで紹介させてもらいたいと
お二人のブロガーさんにお願い致しました

いまモノ作りの責任を
ひしひしと感じております













  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 22:38Comments(5)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-取り箸

2009年09月22日

鉄木の削り箸-取り箸
最近「鉄木の削り箸」のことばかりで恐縮です
今回も「鉄木の削り箸」のことになって仕舞いました

←右は長さ23.5㎝の「Aタイプの鉄木の削り箸」
左は更に長い28㎝の「取り箸」

頭の部分を斜めにカットしました
特別な理由はありません
よりスマートに見えるように・・・です

新作ではないのですが
先月 工人舎の箸を取り扱って頂いている
「アイボリー」さん が工房にお見えになったとき
この取り箸に目を留めて頂きました

間もなく「アイボリー」さんのショッピングサイトに
登場すると思います
とはいえこのブログを書いている今頃はまだ高速道路を
走っているころかも知れません

新作ではないと申しましたが
「アイボリー」さんのおかげでこの度ウェブデビューしますので
工人舎のニューフェイスと言えるかも知れません

「アイボリー」さんの他にも工人舎の箸を取り扱って頂いている
ショップは幾つかありますが
「新作です、いかがですか」と売り込むのが不得手な工人舎です

もし「アイボリー」さんの目に留まらなかったら日の目を見るチャン
スに恵まれない「取り箸」で終わったかも知れません

  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 10:21Comments(2)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-特別バージョン

2009年09月20日

鉄木の削り箸-特別バージョン
通常は鉄木の削り箸は何も塗らな
い無塗装か透明の食器用ウレタン
もしくは拭き漆で仕上げています

今回ご注文のメールは
拭き漆で仕上げた「鉄木の削り箸」
をご両親にプレゼントしたいとの
ことでした
更にお父様用・お母様用と分かるよ
うに何かシルシを付けて欲しいと
付け加えられていました

シルシの方法は幾つか考えられます
例えば焼印・削り込んだシルシ
・箸の長さを変える等々

しかしご要望は同じ長さ同じ形
です

そこで頭の部分を赤と黒の2色で
塗分けることを提案させて頂き
ました

拭き漆で仕上げた「鉄木の削り箸」の在庫はありましたが
塗上がった上から色を付けても
何度も洗うすちに剥げ落ちて
しまう可能性があります

何も塗らない「鉄木の削り箸」の
頭の部分に色を刷り込むように
塗り十分乾燥させて漆を3回ほど
塗ります


赤も黒も食器用の塗料ですので
安全性には問題ありません

着色の部分は40ミリあります
箸箱や箸立てに一緒に入れられ
てもひと目で識別できるように
と考えたつもりです

プレゼント用にラッピングして
お届け致します



お約束の日に間に合いそうです  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:56Comments(4)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

削り箸・削り方の違い

2009年09月18日

削り箸・削り方の違い
←この削り方を
「Aタイプ」としています

ストレートに削っています。
頭から箸先まで1本の線のような
削り跡を残しています

見た感じはシャープに見えます
使い勝手はBタイプと変わらない
と思います


←コノ削り方を
「Bタイプ」としています

ランダムに頭から箸先に向けて
削っています

凸凹感があります
その凸凹が手にフィットすると
言っていただくことが多いです
Aタイプと比較すると素朴さが
あるかも知れません


雰囲気は多少違うかもしれませんが
どちらも使い勝手に違いはなといおもいます
お好みでお選び下さい




工人舎のhpからもショッピングを
お楽しみ頂けます
尚、お問い合わせはFAXかメールでお願い出来ましたらありがたいです
メールはこのブログの「オーナーへメッセージ」からかhpからでも出来ますので
よろしくお願い申し上げます
  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:16Comments(3)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸・九州のショップ

2009年09月18日

鉄木の削り箸・九州のショップ
昨日に引き続き「鉄木の削り箸」を取り扱って頂いているショップ様を
ご紹介します


今回は九州編
かといって多くはありません
私が1人で作るのには限界が
あります


*敬称は省略させていただきました

【熊本県】

N.GREENパソコン
水前寺にあるブティックなのですが、「削り箸」も取り扱って頂いています
おてもやんブログで有名なブティックです

熊本県伝統工芸館パソコン
県内の工芸品を一同に見ることができます

エコ・ステーション熊本
my箸・エコ商品の総合プランナー
お箸に名前を入れるサービスがあります 500種類お箸がある専門店です
ところ・上通町6-35 野田ビル2階
電話・096-351-8255

【熊本県人吉市】

ひとよし森のホールパソコン
人吉・球磨では数少ない本格的なギャラリーです 色々な作品展やコンサートも定期的に開催されます

蜂(はち)
人吉城址近くの「水の手橋」のたもとに今年8月にオープン
珈琲もいただける喫茶&ギャラリーです
人吉・球磨の工芸品が展示即売されています 


【宮崎県】
器の店 檪屋(くぬぎや)
宮崎市橘通東3丁目4-5カンダビル3F 0985-27-5565

【鹿児島県】
KTSサティースタジオパソコン

南風人館(はやとかん)パソコン


お近くの方、お知り合いの方
各お店をよろしくお願い申し上げます

もちろん工人舎のhpからもショッピングを
お楽しみ頂けます
尚、お問い合わせはFAXかメールでお願い出来ましたらありがたいです
メールはこのブログの「オーナーへメッセージ」からかhpからでも出来ますので
よろしくお願い申し上げます
  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:16Comments(2)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-四国・関東のショップ

2009年09月17日

鉄木の削り箸-四国・関東のショップ
「鉄木の削り箸」を
取り扱って頂いているショップ様をご紹介します

(敬称は省略させて頂きました・順不動)

〔香川県〕Patio
香川県高松市松縄町518 TEL.087-869-7333

〔高知県〕
うつわ 日 月パソコン

〔静岡県〕
sahanji+(サハンジプラ)パソコン 




〔東京都〕

モノ・モノパソコン

”くらすことの店”パソコン

㈱エム・エイチ・ユニットパソコン

〔神奈川県〕
アイボリーパソコン





お近くの方、お知り合いの方
各お店をよろしくお願い申し上げます

もちろん工人舎のhpパソコンからもショッピングを
お楽しみ頂けます
尚、お問い合わせはFAXかメールでお願い出来ましたらありがたいです
メールはこのブログの「オーナーへメッセージ」からかhpからでも出来ますので
よろしくお願い申し上げます

  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 23:47Comments(1)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-耐久性

2009年09月16日

鉄木の削り箸-耐久性
鉄木の削り箸の作り方は5/25
ブログをお読みいただけるとありがたいです

鉄木の削箸はどのくらい持つものなのか
私自身あまり関心はありませんでした

使いやすい箸とは・・・材質なのか・長さなのか
太さなのか・形なのか・箸先なのか
そんなことばかり常に考えていました
箸を専門に作っているわけではありませんので
その程度の考えだったのかも知れません

しかし5~6年前から箸先をそろえたり
削り直したりする依頼が少なくありません
15年使っているとかもう18年目になるとか
そんなお話を聞かせていただく度に
そんなに持つものなのかと私自身が
ビックリしています



(上の画像)
左はごく最近の未使用の箸
中は15年間くらい毎日使用されていて箸先がつぶれたので先をそろえて欲しいとの依頼
右は約18年ほぼ毎日使ってますとの事でやはり先のメンテナンス依頼

三膳とも同じ鉄木です
新しい時は左端の色をしていますが次第に右のようになってきます















  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:31Comments(4)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

鉄木の削り箸-サイズ

2009年09月16日

鉄木の削り箸-サイズ
鉄木(てつぼく)で作っているサイズアイテムの一覧です

左から
23.5㎝¥1680
22.5㎝¥1575(一般的なサイズ)
21㎝¥1523
19.5㎝¥1470
18㎝¥1418
16.5㎝¥1365
15㎝¥1313
の7種を基本にしています
(価格は無塗装とウレタン)

(仕上げ方)
1.何も塗らない無塗装
2.食器用(厚生労働省認可)ウレタンで拭きあげる
3.拭き漆





(削り方)
Aタイプ・・・ストレート(シャープ)に削った跡をそのまま残しています
Bタイプ・・・ランダムに削った跡をそのまま残しています


どちらも手に馴染むように1本1本確かめながら削っています


尚、材・削り方・仕上げ方などテーマ別に書かせて頂くつもりです
ご意見などございましたらお気軽にコメント下さい
お待ちしております












  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 10:51Comments(2)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

肥後象嵌

2009年09月10日

肥後象嵌
熊本県を代表する伝統工芸「肥後象嵌」
約400年の歴史があるそうです

真っ黒なマットの鉄地に金や銀
をはめ込んで模様を描きだす
技法です

全て手仕事です



馬蹄鉄に馬の意匠を象嵌した作品です










最後の仕上げを手伝わせて頂きました

  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 22:14Comments(0)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

小テーブル

2009年09月02日

小テーブル
横幅60㎝奥行き36㎝高さ28㎝と小さなテーブルです

使用材/栓(セン)
ケヤキによく似ている木目を
しています

脚を折りたためるようにという
リクエストでした
更に金属は使わないようにと


既製の金属の脚を使うと簡単ではありますがお客様がそれで良い
とはとても言ってはもらえません

話し合いの上
昔のちゃぶ台のような作りにと
ということに決定





可動式の場合は部品の段階で9分通り仕上げて組み立てます

組み上げてから塗装すると
塗装困難な部分出てきて
キレイに仕上げるのが難しく
なるからです





仰向けして脚を立てた状態です

天板や脚など部品は栓(セン)の
無垢板で出来ていて堅牢なのです
が足継ぎのために乗ったり出来る
ほどの強度はありません




  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:41Comments(4)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

ロクロの機械が夏バテ-その後

2009年08月31日

ロクロの機械が夏バテ-その後
残りあと3枚というところで真空で吸着させるモーターがダウン

機械屋さんは日曜で無理
修理は不可能の状態

でもこの3枚はどうしても
作らなければならないモノでした




嫁がれたお譲様の結婚記念日に
毎年品変わりでプレゼントされる
ご両親様からのご注文の品だった
からです

今更機械が故障しましたとも
言えるはずもなく・・・

昔の人はこんな機械がなくても
立派な器を作っていたのに・・・


そんなこと考えていたら なんとなく出来そうな気がしてきて 

思いつくままに冶具をつくり
試行錯誤しているうちに思いの外
スムースに作ることが出来ました

お陰さまで本日
取りに来て頂いたお客様には
何も無かったかのような素振り
でお渡しすることが出来ました



なんとか間に合ったから良かったものの
危機管理が甘かったことに気付かせてもらいました
もう一度 足元から見直す必要があるようです


  

Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 20:28Comments(5)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

ロクロの機械が夏バテ

2009年08月30日

ロクロの機械が夏バテ
お椀・お皿・お盆などを作る機械が急にダウンしました

この機械にはモーターが2つあり
ひとつは材を回転させるモノ
もうひとつは材を吸着させるモノ

吸着させる方がダウンです




直径18㎝のお皿です
あと3枚で終わりなのに

機械屋さんは日曜で
お休み・・・

このブログを書きながら
対処方を模索していますが・・・

ブログにも力がはいりません
製作現場で考えます



こんなことも想定しておくべきですね  

Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 19:10Comments(0)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

桧(ひのき)の削り箸-2

2009年08月29日

桧(ひのき)の削り箸-2
桧(ひのき)の削り箸に漆(うるし)を塗った木のカトラリーです

漆(うるし)が乾くということは
衣類の洗濯物が乾くのとは違い
空気中の水分等に反応して固ま
るのを漆が乾くといいます

だから漆を塗るときは湿度60%
前後 温度20度前後の環境でない
とうまく乾きません

漆を扱うとき最も注意しなければならない事

それは「漆かぶれ」をしないように
最善の注意をすることです

直接漆に触ってもかぶれない人も
いますが漆の傍に近づいただけで
かぶれる人もいます
私は後者でした


でも最近かぶれなくなりました
体質が変わったのかも知れません

漆は最高級の塗料とされていて
漆器はジャパンと呼ばれます

桧の削り箸は拭き漆という技法で
仕上げています
塗っては拭き取って乾燥という工程
を4~5回繰り返します


漆(うるし)をとる漆の木は秋になると山を紅葉して一際艶やかにします
人吉市には漆田(うるしだ)町や木地屋(きじや)町などの町名があり
漆器作りや木工が盛んだったようです






  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 20:08Comments(2)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】

桧(ひのき)の削り箸-1

2009年08月29日

桧(ひのき)の削り箸-1
人吉・球磨産の桧の削り箸です
箸を作るために伐採した桧では
ありません

建築材や床材などに加工される
段階でフシが多かったりして
ハネられる桧材を使用しています

かといって何でもかんでもという
訳にはいきません


箸先を細くするために折れにくい部分を厳選する必要があります

長い材では節が多くて製品に
ならなくても節と節の間が30㎝
あったら箸には出来ます

極上の刺身を取るようなモノかも
知れません



桧は鉄木のように硬くはありませんが軽くて曲がりにくい
性質を持っています

桧の削り箸は桧の持っている自然
の色のまま仕上げるタイプと漆を
塗って黒っぽく仕上げるモノを作
っています



今回の
桧の削り箸は漆を塗って黒っぽく仕上げます
今日の午後から塗に入ります  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 13:30Comments(0)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】