鉄木の削り箸-塗装
2009年09月29日
鉄木の削り箸-塗装
←鉄木(てつぼく)の板です
一枚の板を三等分にして塗分けした
塗装のサンプルです
上の部分は「漆(うるし)」を塗った部分
漆は最高の塗料とされています
漆の木は秋になると紅葉が綺麗ですが「かぶれる」という
劇薬の面もあります
国産の漆は3%位で他は輸入モノと言われています
高価な塗料です
中の部分は何も塗らない無塗装の部分
下の部分はウレタンを塗った部分
ウレタンにも種類が多くこれは厚生労働省の認可の食器
用ウレタンを塗った部分ですが塗り上がったモノをみて
食器用かどうか見分けるのは不可能です
ただ日本の木工用のウレタンは厚生労働省の認可され
てなくても安全性は食器用と変わらないとメーカーさ
んは言います
認可を受けた塗料は割高になっています
箸を色分けして更に塗装の違いを比較していただくサンプルです
上2膳は漆仕上げです
色艶があり高級感と防水効果があ
りますが漆が高価なためと作業性
が悪く価格に影響します
中2膳は無塗装のモノです
使っているうちに濃い珈琲色に
漆・ウレタンのモノより早く変わります
下2膳はウレタン塗装のモノです
ウレタンを布に付けて拭きあげる
程度の塗装ですが無塗装のモノ
より防水効果があります
この3種類の優劣は付けがたいものが
あります
それぞれの特性を認識して対処して
いくことにつきます
何れせよ木製ですので食器洗い機や
乾燥機は避けて頂きたいものです

一枚の板を三等分にして塗分けした
塗装のサンプルです
上の部分は「漆(うるし)」を塗った部分
漆は最高の塗料とされています
漆の木は秋になると紅葉が綺麗ですが「かぶれる」という
劇薬の面もあります
国産の漆は3%位で他は輸入モノと言われています
高価な塗料です
中の部分は何も塗らない無塗装の部分
下の部分はウレタンを塗った部分
ウレタンにも種類が多くこれは厚生労働省の認可の食器
用ウレタンを塗った部分ですが塗り上がったモノをみて
食器用かどうか見分けるのは不可能です
ただ日本の木工用のウレタンは厚生労働省の認可され
てなくても安全性は食器用と変わらないとメーカーさ
んは言います
認可を受けた塗料は割高になっています

上2膳は漆仕上げです
色艶があり高級感と防水効果があ
りますが漆が高価なためと作業性
が悪く価格に影響します
中2膳は無塗装のモノです
使っているうちに濃い珈琲色に
漆・ウレタンのモノより早く変わります
下2膳はウレタン塗装のモノです
ウレタンを布に付けて拭きあげる
程度の塗装ですが無塗装のモノ
より防水効果があります
この3種類の優劣は付けがたいものが
あります
それぞれの特性を認識して対処して
いくことにつきます
何れせよ木製ですので食器洗い機や
乾燥機は避けて頂きたいものです
Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 21:40│Comments(6)
│工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】
この記事へのコメント
はじめまして
あさぎり町には5、6年前に訪れたことがあります。
早朝に霧が出ていて、
「だから”朝霧町”なのか?」などと話たりしてました
鉄木の削り箸、素敵ですね
オシャレな小物は多々ありますが、
やはり木製のものが落ちつきますね。
あさぎり町には5、6年前に訪れたことがあります。
早朝に霧が出ていて、
「だから”朝霧町”なのか?」などと話たりしてました
鉄木の削り箸、素敵ですね
オシャレな小物は多々ありますが、
やはり木製のものが落ちつきますね。
Posted by Jさん
at 2009年09月29日 23:26

Jさん 様
コメントありがとうございます。あさぎり町は合併して生まれた町です。町の名前も秋から冬にかけて朝霧がよく発生することに由来しています。お箸褒めていただいて嬉しいです。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。あさぎり町は合併して生まれた町です。町の名前も秋から冬にかけて朝霧がよく発生することに由来しています。お箸褒めていただいて嬉しいです。ありがとうございます。
Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 2009年09月30日 08:37
食器洗いに入れてだめになったら
新しいおはしに買い換える・・
という生活をしてきましたが、
工人舎さんのお箸に巡り会ってからは
手洗いして大切に長く使いたいと思うようになりました。
価値観まで変えてしまったおはしなのです♪
新しいおはしに買い換える・・
という生活をしてきましたが、
工人舎さんのお箸に巡り会ってからは
手洗いして大切に長く使いたいと思うようになりました。
価値観まで変えてしまったおはしなのです♪
Posted by kako at 2009年09月30日 20:36
kako様
コメントありがとうございます。箸を作っていて良かったなと改めて思っています。箸を通して色んな方々と出会うことが出来き、そして色んな事を学ばせて頂いています。アイボリーさんやkakoさんもそうです。またkakoさんのブログが本になるタイミングでkakoさんと知り合うことが出来ました。私はブログの書き方や表現のしかたを手探りしている状態です。kakoさんの本やブログでそのあたりも学ばせていただこうと思っています。これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。箸を作っていて良かったなと改めて思っています。箸を通して色んな方々と出会うことが出来き、そして色んな事を学ばせて頂いています。アイボリーさんやkakoさんもそうです。またkakoさんのブログが本になるタイミングでkakoさんと知り合うことが出来ました。私はブログの書き方や表現のしかたを手探りしている状態です。kakoさんの本やブログでそのあたりも学ばせていただこうと思っています。これからもよろしくお願いします。
Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 2009年10月01日 09:29
はじめまして^^
お箸の購入を考えているのですが、私は漆にかぶれる体質のようです。
お箸の漆塗りのものはさけてウレタンにしたほうが良いでしょうか?
また、薬味入れ付きの箸置きは漆塗りのものだけでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが教えていただけましたら幸いです。
お箸の購入を考えているのですが、私は漆にかぶれる体質のようです。
お箸の漆塗りのものはさけてウレタンにしたほうが良いでしょうか?
また、薬味入れ付きの箸置きは漆塗りのものだけでしょうか?
お忙しい中申し訳ありませんが教えていただけましたら幸いです。
Posted by tom at 2009年10月08日 23:26
tom様
お問い合わせありがとうございます。漆につていです。漆の木にキズをつけて樹液を採取します。その樹液を精製したものが塗料の漆です。その漆に顔料を混ぜたもので塗ったのが漆器と呼ばれるモノです。工人舎の箸は精製しただけの生漆と呼ばれるのを塗っています。漆は温度25°以上湿度70%以上の環境で乾かします。乾くというより空気中の水分と反応して固まると言ったほうが正しいかも知れません。漆かぶれの心配は乾くまでです。いったん乾いた漆によってかぶれる心配はございません。つまり漆塗りの器でかぶれることはありません。ウレタンも厚生労働省認可の食器用を使用していますので、漆塗りもウレタンも安全性では変わりません。ただ、漆そのものが高価なためウレタンより割高になってしまいます。また薬味入れ付きの箸置きはウレタンでも漆塗りと変わらないように仕上げることが出来ます。またご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さいませ。
お問い合わせありがとうございます。漆につていです。漆の木にキズをつけて樹液を採取します。その樹液を精製したものが塗料の漆です。その漆に顔料を混ぜたもので塗ったのが漆器と呼ばれるモノです。工人舎の箸は精製しただけの生漆と呼ばれるのを塗っています。漆は温度25°以上湿度70%以上の環境で乾かします。乾くというより空気中の水分と反応して固まると言ったほうが正しいかも知れません。漆かぶれの心配は乾くまでです。いったん乾いた漆によってかぶれる心配はございません。つまり漆塗りの器でかぶれることはありません。ウレタンも厚生労働省認可の食器用を使用していますので、漆塗りもウレタンも安全性では変わりません。ただ、漆そのものが高価なためウレタンより割高になってしまいます。また薬味入れ付きの箸置きはウレタンでも漆塗りと変わらないように仕上げることが出来ます。またご不明な点がございましたらお気軽にご連絡下さいませ。
Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 2009年10月09日 09:35