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Posted by おてもやん at

your削り箸

2007年11月23日


最近、my箸ということをよく耳にします。
my箸運動なるものも盛んのようです。
この箸〔写真〕を作り始めた約20年前もmy箸というのを耳にした記憶があります。
あの頃は消費する割り箸の量で家屋がどのくらい建つかということが真剣に論じられていたと思います。
しかし、割り箸を作る木材で家屋は無理ですし、家を作れるような高価な木材を使って安価な割り箸をつくる人は極めて皆無に近いはずです。

そして、最近またmy箸ということをよく耳にしするようになりました。
今度は中国産の割り箸の輸入量から自然破壊がテーマのようです。

私はmy箸運動の良し悪しを述べるつもりはありません。
強いて言わせて頂ければ、国産材を使い国内で生産される割り箸は認めてほしいなと思います。
国産材の日本製の割り箸をmy箸として持ち歩く人がいてもいいのに・・・と思っています。

本題に入ります。
20年ちょっと前、使い心地の良い箸をと試行錯誤して出来たのがこの削り箸でした。
削り跡をそのまま残すことによりすべりにくくなり、趣も少しはあるかなと思っています。
当初は長さ22.5センチのモノだけでしたが、お客様のご要望で長さの種類が増え現在に
至っています。使用材は鉄木が主で他にサクラ・ヒノキ・クワ・タケなどで製作しいます。
時々、削り直して欲しいと郵送されてくる削り箸もあります。15年間使っているという方もいらっしゃいました。
感激というより驚きです。また最大の喜びでもあります。
私は箸を専門に製作しているわけではないのですがmy箸というよりyour箸を作くらさせて頂いている気がします。









  


Posted by ウッドラフ〔woodruff〕 at 20:17Comments(0)工人舎【木工芸〔Woody Craft〕】