森林とこいのぼり
まだ「ひな祭り」もまだなのに
もう「こいのぼり」?
そう「こいのぼり」のために
もう走り回っている人たちがいらっしゃいます
人吉・球磨では「こいのぼり」を直径20cm位の杉の丸太を
支柱にしそれにくくりつけて飾ることが多く
そのために毎年200本~300本は消費されているそうです
数から見たらたいした数ではないかも知れません
近くの山には杉や檜がいっぱいありますから
ただ伐採して目的地まで運んでくれる人(業者さん)がいなくて
入手が難しいのが現状だそうです
ビジネスとして成り立ち難いのでしょうね
二月には200本は確保しなければならないと
言っておられました
山に入って伐採するのに一般的なボランテアでは無理です
ケガや事故のリスクが高いからです
山国なのに山の恵みで生活が成り立たない
不思議な国です
「こいのぼり」を見て
森林のことを思う人は少ないかも知れません
私もこの話を聞くまで「こいのぼり」と「森林」を
結びつけて考えたことはありません
最近「木育」という言葉をよく耳にします
今日本で最も必要な教育なのかも知れないと
思う今日この頃です