桧(ひのき)の削り箸-2

ウッドラフ〔woodruff〕

2009年08月29日 20:08

桧(ひのき)の削り箸-2
桧(ひのき)の削り箸に漆(うるし)を塗った木のカトラリーです

漆(うるし)が乾くということは
衣類の洗濯物が乾くのとは違い
空気中の水分等に反応して固ま
るのを漆が乾くといいます

だから漆を塗るときは湿度60%
前後 温度20度前後の環境でない
とうまく乾きません

漆を扱うとき最も注意しなければならない事

それは「漆かぶれ」をしないように
最善の注意をすることです

直接漆に触ってもかぶれない人も
いますが漆の傍に近づいただけで
かぶれる人もいます
私は後者でした


でも最近かぶれなくなりました
体質が変わったのかも知れません

漆は最高級の塗料とされていて
漆器はジャパンと呼ばれます

桧の削り箸は拭き漆という技法で
仕上げています
塗っては拭き取って乾燥という工程
を4~5回繰り返します


漆(うるし)をとる漆の木は秋になると山を紅葉して一際艶やかにします
人吉市には漆田(うるしだ)町や木地屋(きじや)町などの町名があり
漆器作りや木工が盛んだったようです







関連記事